濱文様 専用生地「若葉」について

濱文様 専用生地「若葉」について

濱文様の「てぬぐい」は、濱文様のてぬぐいのためだけの織られた、専用生地「若葉」を使用しています。

「若葉」は専用の提携工場のみで織られていますが、それは「織機」には1台1台の癖があり、同じ織機でも使用する職人の癖も出てくるため、出来上がりが織屋によって変わってきてしまうからです。

「若葉」は1台の織機で1日約4反織れますが、約16時間ほどかかります。約10分「織機」を動かし、やっと「てぬぐい」1枚の生地が出来上がります。
織る際は「糸」が一本切れても「織機」が止まってしまいますので、細心の注意が必要になります。

濱文様てぬぐい専用生地「若葉」

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「若葉」の特徴

「若葉」は糸の本数が、一般的なてぬぐい生地である文(ぶん)より多くなっています。縦も横も糸数が多く、文の縦糸数が約650本なのに対し、「若葉」の縦糸は約680本。

現在、一般的なてぬぐいの糸番手は、だいたい20番手か30番手のいずれかですが、「若葉」の糸番手は20番手と比較的太目になっています。※糸番手は数が大きい方が細い

糸の太さ、糸数、いずれももっと細くも多くもできますが、「若葉」は濱文様のてぬぐいの風合いを出すのに最適とおもわれるバランスで設計されています。

「若葉」の特徴

若葉こだわりの「国産糸」

てぬぐい生地を作る「糸」にはパキスタンや中国産のものもありますが、「若葉」は「国産糸」にこだわっています。

「縦糸」には比較的強め、「横糸」には抜きに打(横糸に使う)って横糸シャトルを飛ばしても糸にヨリが入らない絶妙の強さの糸を使います。強すぎる糸はヨリも強いので、糸がクルクルとねじれてたるみがでやすく、このまま織ってしまうと生地に糸の塊り(ネップ)が発生してしまうためです。
もちろん「縦糸・横糸」ともに「国産糸」であることに変わりはありません。

なお海外の糸は綿花の精製の段階で、不純物が混入(着衣の糸など)している率が国産より高く、織物の段階ではわからないですが、晒し(さらし)て洗った際、生地の各所に赤や青の色がでて、その後の「染め」に影響する場合があります。

濱文様では、最高の「染め」のために「国産糸」を使った専用生地にこだわっています。

若葉こだわりの「国産糸」

若葉の「生地巾」について

てぬぐい生地巾については、手工業なので生地幅に微妙な差が発生してきます。また、その後の晒し(さらし)工程で、約2センチくらいは生地は縮んでしまいます。
このような生地幅の不安定さは、手工業製品の「味」として楽しんでいただけたら幸いです。

濱文様の「ECO晒し」

濱文様では、環境に配慮した「ECO晒し(さらし)」を行っております。

晒しとは、糸のノリ/木綿がもともと持っている油や汚れなどを、各種薬剤や湯洗で落とし、その後の染めをしやすくする加工のことをいいます。「若葉」は、この晒(さらし)加工でもエコ対応の「ECO晒し」を採用し、品質向上にこだわっています。

晒しには、「ノリ抜き」「精錬」「漂白」といった各種工程があります。
この工程の中で、一般的な晒しでは苛性ソーダ、次亜塩素、硫酸など塩素系薬品を含むたくさんの薬品を使います。この間、洗ったり中和したりはしていますが、残留物質が完全になくなる確証はありません。

「若葉」は、「苛性ソーダ」も「次亜塩素」も使わない独自の「ECO晒し」で漂白効果をだしています。
ECO晒しには強力な漂白効果はないので真っ白にはならず、その後の染めも職人の高い技術を必要としますが、有害な廃液や有害物質排出を抑え、下水処理負担なども最小限に抑えられています。

濱文様の「若葉」は、生地本来がもつ特性を生かした環境に優しい生地となっています。

濱文様の「ECO晒し」

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