生地のこだわり

厳選した木綿生地を採用

濱文様の「てぬぐい」は、求める肌触りや素材感を達成している、厳選した木綿生地のみを採用しています。
「織機」には1台ごとの癖があり、出来上がりが織屋によって変わってきてしまうため、専用の提携工場のみで織られています。
1台の織機で1日約4反織れますが、約16時間ほどかかります。
約10分「織機」を動かし、やっと「てぬぐい」1枚の生地が出来上がるということです。

生地巾について

てぬぐい生地巾については、手工業なので生地幅に微妙な差が発生してきます。
また、その後の晒し(さらし)工程で、約2センチくらいは生地は縮んでしまいます。
このような生地幅の不安定さは、手工業製品の「味」として楽しんでいただけたら幸いです。

濱文様の「ECO晒し」

晒しとは、糸のノリ/木綿がもともと持っている油や汚れなどを各種薬剤や湯洗で落とし、その後の染めをしやすくする加工のことをいいます。濱文様では、この晒(さらし)加工でもエコ対応の「ECO晒し」を採用し、品質向上にこだわっています。
晒しには、「ノリ抜き」「精錬」「漂白」といった各種工程がありますが、一般的な晒しでは苛性ソーダ、次亜塩素、硫酸など塩素系薬品を含むたくさんの薬品を使います。この間、洗ったり中和したりはしていますが、残留物質が完全になくなる確証はありません。

濱文様の生地は、「苛性ソーダ」も「次亜塩素」も使わない、独自の「ECO晒し」で漂白効果をだしています。
ECO晒しには強力な漂白効果はないので真っ白にはならず、その後の染めも職人の高い技術を必要としますが、
有害な廃液や有害物質排出を抑え、下水処理負担なども最小限に抑えることができます。